[M5Stack Core2 for AWS] LVCLを使用してディスプレイ上のボタンの動作を確認してみました
1 はじめに
IoT事業部の平内(SIN)です。
M5Stack Core2 for AWSを使うために、ここまで、PlatformIOで新規プロジェクトを作成して作業を始めることこと、Core2 for AWS IoT EduKit BSPの組み込みを試してみました。
Visual Studio Code + PlatformIO 環境で M5Stack Core2 for AWS でHello Worldしてみました
[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用してLEDを光らせてみました
[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用してディスプレイに表示してみました
[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用して仮想ボタンの動作を確認してみました
前回、Core2 for AWS IoT EduKit BSPで「仮想ボタン」の利用方法を確認してみましたが、「仮想ボタン」自体のUXに、結構制限があると言うことで、今回は、LVCLでディスプレイ上にボタンを配置する要領を確認してみました。
最初に、動作している様子です。通常のボタンと、トグルボタンです。
2 コード
コードは、以下のとおりです。
LVGLのドキュメントを辿ると、ボタンなどのUIコントロールの作成や、そのイベント処理が、サンプル付きで丁寧に解説されているので、ほとんど、戸惑うことなく実装できそうです。
main.c
#include "freertos/FreeRTOS.h" #include "freertos/semphr.h" #include "core2forAWS.h" #include "esp_log.h" static const char *TAG = "BUTTON_SAMPLE"; static void event_handler(lv_obj_t * obj, lv_event_t event) { if(event == LV_EVENT_CLICKED) { ESP_LOGI(TAG, "Clicked!"); } else if(event == LV_EVENT_VALUE_CHANGED) { ESP_LOGI(TAG, "Toggled!"); } } void button_sample(void) { lv_obj_t * label; lv_obj_t * normal_btn = lv_btn_create(lv_scr_act(), NULL); lv_obj_set_event_cb(normal_btn, event_handler); lv_obj_align(normal_btn, NULL, LV_ALIGN_CENTER, 0, -40); label = lv_label_create(normal_btn, NULL); lv_label_set_text(label, "Normal"); lv_obj_t * toggle_btn = lv_btn_create(lv_scr_act(), NULL); lv_obj_set_event_cb(toggle_btn, event_handler); lv_obj_align(toggle_btn, NULL, LV_ALIGN_CENTER, 0, 40); lv_btn_set_checkable(toggle_btn, true); lv_btn_toggle(toggle_btn); lv_btn_set_fit2(toggle_btn, LV_FIT_NONE, LV_FIT_TIGHT); label = lv_label_create(toggle_btn, NULL); lv_label_set_text(label, "Toggle"); } void app_main(void){ Core2ForAWS_Init(); Core2ForAWS_Display_SetBrightness(80); xSemaphoreTake(xGuiSemaphore, portMAX_DELAY); button_sample(); xSemaphoreGive(xGuiSemaphore); }
3 API Reference
念のため、今回参考にさせて頂いたリファレンスです。
https://docs.lvgl.io/latest/en/html/widgets/btn.html#button-lv-btn
そして、そのサンプルです。
https://docs.lvgl.io/latest/en/html/widgets/btn.html#example
4 最後に
前回試したハードウエアの「仮想ボタン」よりも、ディスプレイで自由に表現できるボタンの方が、使い勝手は良さそうです。
もし、ディスプレイの使用に制約がなければ、こちらの方がおすすめかも知れません。
ちょっと脱線してしまいましたが、次回以降は、引き続き、Core2 for AWS IoT EduKit BSPの使い方について確認を進めたいと思います。
5 参考リンク
Visual Studio Code + PlatformIO 環境で M5Stack Core2 for AWS でHello Worldしてみました
[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用してLEDを光らせてみました
[M5Stack Core2 for AWS] Core2 for AWS IoT EduKit BSPを使用してディスプレイに表示してみました
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